研究書(語学系) 詳細
近代語研究 第十八集
〈古田東朔教授追悼論文集〉
書名かな | きんだいごけんきゅうだいじゅうはちしゅう 〈ふるたとうさくきょうじゅついとうろんぶんしゅう〉 |
---|---|
著者(編者)名 | 近代語学会 編 |
著者(編者)名かな | きんだいごがっかい |
ISBNコード | 978-4-8386-0280-3 |
本体価格 | 18,000円 |
税込価格 | 19,800円 |
判型 | A5判上製函入 |
頁数 | 672頁 |
刊行日 | 2015年2月25日 |
在庫 | 有り ※10冊以上購入ご希望の場合には別途ご連絡下さい。 |
【目 次】
はしがき
古田東朔教授略歴
山田 潔/抄物における助詞「ばし」の構文論的考察
田和 真紀子/感動詞・応答詞と評価的な程度副詞との連続性について
─大蔵虎明本における「ナカナカ」の分析から─
小林千草/『天草版平家物語』から『太平記拔書』へ
不干ハビアン、J・ロドリゲスそれぞれの葛藤と軌跡
佐藤貴裕/易林本『節用集』版本研究覚書─匡郭考─
岩下裕一/「売れぬ日はなし」─商いと俳言─
米田達郎/近松世話浄瑠璃を中心とした終助詞ワイノについて
─鷺流狂言保教本における終助詞ワイノ再考─
齋藤文俊/江戸時代における白話小説の翻訳と可能表現
─「雅」「俗」二つの漢字文化─
肥爪周二/山県大弐の悉曇学と国語音声観察
中野伸彦/近世における「~まじりに~」
小松寿雄/明和の洒落本における係助詞ハの変容
─付・浮世風呂・浮世床との比較─
坂詰力治/和漢混交文としての『雨月物語』の文章
─二形対立の用語を中心とした一考察─
矢野 準/[報告]『身代開帳略縁起』の表記実態
─福岡女子大学蔵本による─
土屋信一/式亭三馬「風流稽古三弦」について
坂梨隆三/春色梅児誉美の「腹を立つ」について
鈴木 丹士郎/上一段「射る」の五段化状況
進藤咲子/「『文明論之概略』草稿の考察」に関する研究ノート
松井利彦/明治前半期の接頭辞「不」と「無」
今野真二/明治のリテラシー
鏡味明克/鉄道列車名の形成と変化
園田博文/〇歳児・一歳児用絵本に現れる植物・食べ物
─名の由来と特徴─
村上 謙/近世語研究の学史的展開
─戦前における「対立」の思想を中心に─
小島聡子/宮沢賢治の童話における程度副詞
─程度の大きさを表す表現について─
田中章夫/東京語の大正時代
伊藤博美/近代以降の謙譲表現における受影性配慮について
─「お/ご~申す」「お/ご~する」「させていただく」─
長崎靖子/パリ万博録音資料の分析
─江戸・明治期を中心とした口語資料との比較から─
真田治子/明治中期・後期の旧制中学教科書における学術用語
─『哲学字彙』編者が執筆した専門書と教科書─
大久保 恵子/英文日本語文典の用語について
─活用語・構文法に関する記述を中心に─
櫻井豪人/『改正増補英和対訳袖珍辞書』と異なる
『英仏単語篇注解』の訳語について(1)
浅川哲也/ニコライ・レザノフ『日本語理解の手引き』にある
キリル文字で表記された日本語の特徴について
森 勇太/条件表現を由来とする勧め表現の歴史
─江戸・東京と上方・関西の対照から─
林 禔映/副詞「いっそ」の史的変遷
増井典夫/形容詞終止連体形の副詞的用法
執筆者略歴